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ウェストバージニア (USS West Virginia, BB-48) はアメリカ海軍の戦艦。コロラド級戦艦の4番艦。艦名はアメリカ合衆国35番目の州にちなむ。その名を持つ艦としては2隻目。 ==艦歴== ウェストバージニアは1920年4月12日にバージニア州ニューポート・ニューズのニューポート・ニューズ造船所で起工し、1921年11月17日にアリス・ライト・マン(アイザック・T・マンの娘)によって命名、進水し、1923年12月1日に初代艦長トーマス・J・セン大佐の指揮下就役した。 「超弩級戦艦」であったウェストバージニアは当時最新の造船技術が具現化された艦であった。その船体装甲はユトランド沖海戦前に設計された戦艦の装甲に比べて進歩が見られた。 就役後ウェストバージニアは数ヶ月をかけて公試および整調を行い、改修が実施された。ニューヨーク海軍工廠での作業後、ハンプトン・ローズに向かう途中に操舵装置の故障が発生した。ハンプトン・ローズでオーバーホールを行い、1924年6月16日に外洋に向けて出航した。同日10:10、リンヘヴン海峡を通行中、操舵手は舵角指示器が反応しないと報告した。操舵室への非常ベルに対して反応が無く、セン艦長は直ちに全機関の停止を命じた。しかしながら機関室からの応答はなく、操舵室および機関室への電信が通じなかったことが判明した。 その後艦長はブリッジから伝声管を通じて機関室へ命令を行った。艦長は左舷機関室に対して全速を命じ、右舷に対しては停止を命じた。機関と操舵を維持する努力は海峡内で継続されたが、全ての努力は無駄となった。艦は機関故障により方向を失い、軟泥の海底に座礁した。副長のスターク中佐は「...船体への損傷はほとんど無かった」と報告した。 調査委員会の事故調査により、不正確で誤解を招きやすい海図がウェストバージニアに与えられていたことが判明した。海図には実際よりも海峡の幅が大きく示されていた。この事実により、セン艦長および操舵手の事故に関する責任は問われなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウェストバージニア (戦艦)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 USS West Virginia (BB-48) 」があります。 スポンサード リンク
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